代表プロフィール
こんにちは。相続に専門特化したファイナンシャルプランナー事務所、カシオペア相続相談室(主催:石輪FP事務所)代表の石輪成人です。
私は1978年1月15日生まれ、岩手県二戸市で生まれ育ちました。家族は妻と長女、次女、長男、次男の6人家族です。
小学校は二戸市立中央小学校、中学校は二戸市立福岡中学校、高校は岩手県立福岡高等学校商業科を卒業しました。
高校では野球部に入り、野球に打ち込む毎日を過ごしていました。
そして、高校を卒業後は二戸信用金庫に就職。
金融業界でのキャリアを歩み始めます。
窓口業務や営業を経験。成績優秀者として表彰も
信用金庫での1年目は、窓口業務を担当しました。
出入金の手続きや、他の銀行への振り込み、定期預金、定期積立の預け入れ、解約などの手続きを行う仕事です。
2年目からは、外回りの仕事をするように。
週に2・3回、商店街のお店の売上をお預かりする集金業務や、毎月1回の積立の集金。また、企業や個人宅を回りながら新たな定期預金や定期積立、マイカーローンやカードローンなどの営業を行いました。
転勤があり支店が変わったりもしましたが、この外回りの仕事は6年ほど続け、何回かトップの営業成績を出したことで優績賞をもらうこともありました。
そして、最終的には金融機関向けの新聞であるニッキン(発行:日本金融通信社)から表彰を頂くことができました。
仕事は順調だけれども、日々大きくなる疑問
こう聞くと、全て順調だったと思われるかもしれません。
確かに、信用金庫の職員としては満足のゆく結果を出すことができていたと思います。
しかし・・・
私の心の中には、ある疑問が日に日に大きくなっていたのです。
その疑問とは、
『お客様の為ではなく、ノルマを達成する為に仕事をしてるのではないか?』
というものです。
企業の職員として働く以上、達成しなければいけないノルマがありました。そして、優秀な成績を収めるにはそれ以上の成果を出さなくてはなりません。
その結果、
『本当に必要のないものをお客様に勧めなければいけない』
という状況になってしまうことが度々ありました。
私の運命を変える出会い
「本当にこれでいいのだろうか?」
「もっとお客様のことを考えた仕事ができないだろうか?」
そう考えていた時、私にとって運命を変える出来事がありました。
それは、ファイナンシャルプランナーという存在との出会いです。
勤めていた会社では当時、資格を取ることが奨励されておりその中の資格の1つにファイナンシャルプランナーがありました。
その内容に興味を持った私は、ファイナンシャルプランナーの勉強を始めたのですが、その内容を学んでいくうちに愕然としました。
金融機関に勤めていても知らなかった知識
なぜかというと、金融機関に長い間勤めていたにも関わらず、まだまだ知らないことが山ほどあったからです。
ファイナンシャルプランナーというのは、個人のお金の専門家であり、保険・相続・税金・産運用・年金・不動産など、幅広い知識が必要になります。
しかし、私が勤めていた信用金庫は預金と融資が中心であり、そこまで広い知識はカバーできていませんでした。
例えば、税金についても全ての税制を理解している訳ではなく、
「これを知らないと多くの税金を払ってしまうことになるな・・・」
というような知らない知識もありました。
なので、
「こういった知識は絶対に知っておかなければならない!」
と強く感じたのです。
そして、同時にこうも感じました。
「金融機関に勤めている自分でも知らないことが山ほどあるのなら、一般の人はもっと知らないことが多いはずだ。だから、自分がその知識を身に付けて問題解決のお手伝いができたらきっと素晴らしいだろう!」
決意を固め独立、2年間の猛勉強
その想いは私の心の中に小さく芽生えたものでしたが、日に日に大きくなっていきました。
そして、信用金庫に11年間勤めた時、私は一大決心をして辞職をすることを決めました。
そして、お金の専門家としてアドバイスができる存在になれるよう、2年間の猛勉強を始めたのです。
具体的には、既にお伝えしたファイナンシャルプランナーとしての知識、つまり保険・税金・相続・資産運用・年金・不動産などの分野を幅広く勉強しました。
その結果、1つの分野にとらわれず全体的な視点を持って総合的なお金のアドバイスができるようになりました。
また、それに加えて簿記の勉強も行いました。簿記の勉強は、今では税理士や金融機関と対等の立場で話ができる土台になっています。
私の進む方向性を決定付けた出来事
猛勉強の中、私はファイナンシャルプランナーとしての進む方向性を考えていました。
どのような分野で相談をするのが自分にとって、そしてお客様にとって最も良いのかを考えた時、心に浮かんだ2つの出来事がありました。
まず1つは、母が亡くなったことです。
母は私が25歳の時に亡くなったのですが、相続の手続きについて私が少し関わる部分がありました。
その中で大きく記憶に残っているのは、実家の名義が母のものではなく曾祖母のもののままになってしまっていた、ということです。
相続の手続きを進めるにあたって、この名義を母のものに変更する必要があったのですが、名義を変更するには相続人全員の署名・捺印が必要になります。
相続人の数はなんと20人以上になっており、全員の署名・捺印を集めるのに最終的に2年以上もの歳月を費やすことになりました。
相続手続きの複雑さ、大変さを実感
この経験を通して、相続の手続きというのは非常に複雑で大変だということ強く実感したのを覚えています。
また、母が亡くなったことで、今まで母が管理していた家計の管理を私がするようになりました。
実家は米農家で、農業の収支を会計帳簿を作り税務申告をするまでの手伝いをしていたのですが、この経験が会計と税務の実務経験に繋がっていると感じています。
全面的にサポートを行った身内の相続
ファイナンシャルプランナーとしての進む方向性を決めるきっかけにあった2つ目の出来事は、妻の叔父が急に亡くなってしまったことです。
妻の叔父は独り身で、相続人は5人いる兄弟姉妹でした。その中の1人が義理の母(妻の母)であったこともあり、相続手続きを私が全面的に行うことになりました。
妻の叔父は仙台に自宅とマンションの1室を持っており、その不動産を売却して現金にして分ける必要があったのです。
そこで、不動産会社と打ち合わせを行い売却の手続きを進めたのですが、遠方であることや、マンションの1室は賃貸に出しており入居者に退去を行って頂く必要があることから負担が重く、なんとか半年くらいかけて売却を行うことができました。
時間と労力がかかる相続の手続き
また、細かい話ですが銀行預金の解約手続きを1件1件行う必要があったり、同様にクレジットカード会社とも連絡を取って1件1件解約の手続きをする必要があったりなどして、かなり時間がかかりました。
さらに、相続人の中には埼玉に住んでいる方もいたので、直接出向いて状況を説明し、遺産の分け方を記載した遺産分割協議書に署名・捺印を頂く必要もありました。
私は事前に相続税の仕組みや全体の流れ、不動産の知識が頭に入っていたので様々な手続きをスムーズに行うことができましたが(とは言ってもかなりの時間がかかりましたが・・・)
「これを知識がない人がやろうとすると本当に大変だろうな・・・」
という実感がありました。
相続人ではない第三者が関わる重要性
また、途中で相続人の配偶者が話し合いに参加をしてきてトラブルになりそうな場面もありました。
しかし、私が第三者の立場で介入をすることで何とか相続人同士が揉めずに遺産分割協議を終えることができたのです。
相続人である本人たちが直接みんなで話し合いをしていたら、きっと揉めてしまい仲が悪くなってしまうという結果に終わってしまっていたでしょう。
こういったこともあり、相続を終えた後には
「自分たちだけではできなかったと思う。本当に助かった。ありがとう。」
という言葉を相続人の方から頂くことができました。
相続の専門家としての活動を開始
この出来事を思い起こして、私は決意を固めました。
それは、
『相続の問題を解決できる専門家になろう』
という決意です。
相続というのは、何度も経験をするものではありません。
なので、いざ起こってしまうと
「何をすればいいのかわからない・・・」
という状況になってしまうのが普通です。
そして、必要な手続きが複雑になる場合も多々あり負担は重いものになります。
まだ仕事をしている場合は、役所で書類を取得する為に平日に休みを取る必要などがあり相当な時間がかかります。また、やるべきことが多く精神的な負担を抱えてしまうこともあるでしょう。
そういった問題を解決できる専門家になり、1件でも多くの相続がスムーズに完了していくお手伝いができれば素晴らしいと感じました。
『何もわからない人の味方』でありたい
相続というのは、いざ起こったら
「何をすればいいのかわからない・・・」
「誰に相談すればいいのかわらない・・・」
という状態になってしまうことがほとんどです。
信用金庫に勤めていた時にもお客様の家族が亡くなるという場面が多くあり、そういった状況に多く接することがありました。
私は、相続の専門家として
『何もわからない人の味方』
でありたいと思っています。
1つの窓口で全ての問題を解決
具体的には、何をすればいいのか?誰の力を借りれば問題が解決するのか?ということを、私が全てお伝えする。
そして、必要に応じて税理士や司法書士、不動産屋などの専門家と連携を行いながら1つの窓口で相続の問題を解決できるようにしています。
つまり、
『私の所に相談に来て頂ければ、全ての問題が解決する』
という体制を整えています。
これは、私が相続を経験し『このような専門家がいたら助かるだろうな』と考えたこと理想を形にした結果です。
おかげさまで、相談を頂いたお客様からは
「平日の日中は仕事があるので動けなかったけど、石輪さんに動いてもらうことで全ての手続がスムーズに進んで良かった」
「税理士や司法書士との連携をスムーズにしてくれて、とても助かった」
などの喜びの声を頂いています。
『揉めない相続』を1件でも多く増やしたい
また、私が目指しているものとして
『揉めない相続』
があります。
相続は、一度揉めてしまうとそこで全ての手続がストップしてしまいます。
さらに、相続人同士の仲が悪くなってしまい、相続をきっかけに話が全くできないほどに関係が悪化してしまうことも少なくありません。
こういった事態は、私が第三者の立場の専門家として間に入ることによって防ぐことができる場合があります。
揉めてしまうと、誰も幸せになりません。手続きの面でも、相続税を支払わなければいけないのに揉めてしまったことで不動産の売却ができず納税資金を準備できない、等の事態に陥ってしまうことがあります。
そういった事態にならないよう、私の持っている知識・経験を活用し、問題を解決することができたらこれほど嬉しいことはありません。
これからも、この岩手県で1件でも多くの相続が円満に完了するように、相続の専門家として活動を続けていきたいと思います。
もし相続のことでお困り事や不安などありましたら、まずは無料相談をご活用下さい。